SAJ公認スキー指導員検定、公認スキーバッジテストの種目が新しく改定されました。 (2014/12 Ski Graphicより) 
  
(1)公認スキー指導員検定  
     ・ステージの呼称廃止、「公認スキー指導員検定」「公認スキー準指導員検定」となる。 
    ・単位制(A・B・C・D単位)、受験講習、講習履歴制度が廃止  
   ※既に単位取得者は、2014年度から3年間移行措置がある。  
   下記3要件すべてを満たした者を合格とし、公認となる。(準指導員検定については実施加盟団体の裁量)  
①当該年度の指導員検定を受験  
②加盟団体実施の当該年度の養成講習会(理論・実技)に参加  
  ③加盟団体長の推薦 
  ・認定スキー指導員及び公認スキー専門指導員制度は廃止。  
(2)公認スキーバッジテスト 
  ・ジュニアテストの受験資格は、12歳(小学生)以下。  
・級別テスト(1~5級)の年齢制限は排除。  
  ・2級は実技テストとなり、1級と同様、検定員3名で実施される。  
・3~5級は、これまで通り実践講習テスト方式。  
  ・プライズテストの受験資格は、13歳(中学生)以上。  
・プライズテストの「パラレルターン大回り:不整地・中急斜面」が排除され、4種目となる。   
各実技・実践講習テスト種目は次の通りとなる。 


公認スキー指導者検定(公認スキー指導員、公認スキー準指導員)   ※総合判定は実技と理論の合格をもって合格とする。
科目 過程 種目 斜面設定 回転数 採点基準
実技 基礎 プルークボーゲン 緩斜面・整地 4回転 ■指導員
実技種目は80ポイントを基準。
基礎課程4種目中3種目、実践課程4種目中3種目が80ポイント以上。
合計640ポイント以上取得。

■準指導員
実技種目は75ポイントを基準。
基礎課程4種目中3種目、実践課程4種目中3種目が75ポイント以上。
合計600ポイント以上取得
基礎パラレルターン 大回り 緩中斜面・整地 4~6回転
基礎パラレルターン 小回り 中急斜面・ナチュラル フリー
横滑りの展開 中急斜面・ナチュラル スペース指示
実践 シュテムターン 中急斜面・ナチュラル 4~6回転
パラレルターン 大回り 急斜面・ナチュラル 4~6回転
パラレルターン 小回り 中急斜面・不整地 フリー
総合滑走 リズム変化 総合斜面・ナチュラル フリー
理論 200点満点とし、60%以上。
公認スキーバッジテスト
■プライズテスト(クラウンプライズ・テクニカルプライズ)
実技テスト種目 斜面設定 採点基準
パラレルターン 大回り ナチュラル・急斜面 実技テストは、検定員3名の評価とし、3名の平均値を当該種目の取得ポイントとする。ポイントは小数点第1位を四捨五入する。
■クラウンプライズ
実技1種目当たり100ポイントとし、4種目の評価の合計が320ポイント以上をもって合格とする。
■テクニカルプライズ
実技1種目当たり100ポイントとし、4種目の評価の合計が300ポイント以上をもって合格とする。
パラレルターン 小回り ナチュラル・急斜面
パラレルターン 小回り 不整地・中急斜面
フリー滑走 ナチュラル・総合斜面
■級別テスト(1級)
実技テスト種目 斜面設定 採点基準
パラレルターン 大回り ナチュラル・急斜面 実技テストは、検定員3名の評価とし、3名の平均値を当該種目の取得ポイントとする。ポイントは小数点第1位を四捨五入する。
実技1種目当たり100ポイントとし、4種目の評価の合計が280ポイント以上をもって合格とする。
基礎パラレルターン 小回り ナチュラル・急斜面
パラレルターン 小回り 不整地・中急斜面
横滑り ナチュラル・急斜面
■級別テスト(2級)
実技テスト種目 斜面設定 採点基準
基礎パラレルターン 大回り ナチュラル・中斜面 実技テストは、検定員3名の評価とし、3名の平均値を当該種目の取得ポイントとする。ポイントは小数点第1位を四捨五入する。
実技1種目当たり100ポイントとし、4種目の評価の合計が195ポイント以上をもって合格とする。
基礎パラレルターン 小回り ナチュラル・中斜面
シュテムターン ナチュラル・中斜面
■級別テスト(3級)
実践講習テスト種目 斜面設定 採点基準
基礎パラレルターン 整地の緩~中斜面 実践講習テストとし、公認検定員(講師)が講習の中で「傾斜地における移動技術」の回転技術を指導し、その運動課題の達成度を評価する。
実技1種目当たり100ポイントとし、2種目の評価の合計が120ポイント以上をもって合格とする。
シュテムターン
■級別テスト(4級)
実践講習テスト種目 斜面設定 採点基準
プルークボーゲンによるリズム変化 整地の緩~中斜面 実践講習テストとし、公認検定員(講師)が講習の中で「傾斜地における移動技術」の回転技術を指導し、その運動課題の達成度を評価する。
実技1種目当たり100ポイントとし、55ポイント以上をもって合格とする。
■級別テスト(5級)
実践講習テスト種目 斜面設定 採点基準
プルークボーゲン 整地の緩斜面 実践講習テストとし、公認検定員(講師)が講習の中で「傾斜地における移動技術」の回転技術を指導し、その運動課題の達成度を評価する。
実技1種目当たり100ポイントとし、50ポイント以上をもって合格とする。